完璧を求めるのではなく、無理のないペースで気になる部分を改善していきたい
当院の治療が適している方
- ダウンタイムをできるだけ短く抑えたい方
- ゆっくりと時間をかけてシミ・シワ・肌を改善したい方
- シミを消すのではなく目立ちにくくなることを目指す方
当院の治療が適さない方
- 即効性があり、高い治療効果を望まれる方
- シミを短期間で徹底的に除去したい方
当院で実施している治療
シミ
- 機械:IPL(光治療)
- 外用:ハイドロキノン
- 内服:トラネキサム酸・シナール
エイジングケア
- 機械:IPL(光治療)
- 外用:レチノール・ビタミンC / E
治療までの流れ
美容治療の初回受診日には、診察とご説明のみとなり、施術は後日のご予約をお願いしております。
- オンライン予約・問診
- 初回受診日のオンライン予約に引き続き、オンライン問診へのご回答にご協力ください
[ 初診予約&問診→ ]
*マイナンバーカードで受診されない場合は問診時に保険証をアップロードしていただきます。
- 初回受診(予約制)
- ・治療効果や合併症・治療の限界・費用についてご説明いたします
・可能な限り、お化粧はせずに来院ください
・マイナンバーカード(お持ちでない方は保険証)をご持参ください
- ご自宅で検討
- ・美容治療の初回受診日には、診察とご説明のみとなります(くすりのみは除く)
・本当に治療が必要か、目指す方向性が美容専門のクリニックが適していないか、ご検討ください
- 治療(予約制)
- 当院での治療をご希望いただける場合は、施術日のご予約をお願いいたします
おくすりのみの場合は、予約無しで順番待ちでも結構です
[ 光治療の予約→ ]
[ 再診(診察・薬)の予約→ ]
費用
費用の表記は全て税込み価格です。
価格は予告なく変更する場合がございます。
V-IPL (光治療)
- Intense Pulsed Light -
スポット(1発) | ¥2,000 |
【顔面】 | |
ひたい | ¥5,000 |
ほほ(片側) | ¥6,500 |
ほほ(両側) | ¥13,000 |
あご | ¥5,000 |
フルフェイス | ¥15,000 |
【手】 | |
手の甲(片側) | ¥5,000 |
手の甲(両側) | ¥10,000 |
おくすり
- Medications -
塗り薬 | |
【ハイドロキノン】 グラファ メラノキュア HQ 5g | ¥2,200 |
【レチノール】 レチダーマACクリーム 5g | ¥2,000 |
飲み薬 | |
トラネキサム酸カプセル 250mg 90カプセル(30日分) | ¥ 2,200 |
シナール配合錠 90錠(30日分) | ¥ 1,300 |
診察代
- Doctor's Fee -
初診*1 | ¥2,200 |
再診*2(5分未満) | ¥0 |
再診*2(5分以上10分未満) | ¥880 |
再診*2(10分以上15分未満) | ¥1,200 |
*1:初診は当院での美容の治療が初めての方、または半年以上あいている方
*2:前回の治療効果の確認と次回の治療計画
*同じ症状に対して保険診療と自費診療は同時に行えません。診察の結果、治療が保険診療の対象となる場合は、初診代も保険適応となります。
シミの治療について
シミの種類
当院で治療可能なシミ
- 老人性色素斑(シミ)
紫外線によるダメージでできる、茶色く平らなシミ。中高年に多く見られ、顔や手など日光を浴びやすい部位に発生します。 - 脂漏性角化症(老人性いぼ)
加齢とともに肌に現れる、茶色や黒色の隆起したイボ状のシミ。触ると硬く、顔や首、胴体にできやすいのが特徴です。 - 肝斑(かんぱん)
女性に多く見られる、ホルモンバランスの変動や紫外線、ストレス、摩擦などが原因でできる左右対称の薄茶色のシミ。頬や額に出やすいです。 - 炎症後色素沈着
怪我やニキビの炎症後に残る茶色や黒色のシミ。若い世代にも見られ、色が薄くなるまでに時間がかかることが多いです。
当院で治療できないシミ
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
青黒い色が特徴で、思春期以降に頬骨周辺に出現します。他のシミより深い表皮基底層の色素沈着と真皮内のメラノサイト増殖を認め、正確にはアザに分類されます。 - 雀卵斑(そばかす)
遺伝的要因が強く、子供の頃から見られる小さな茶色いシミ。日焼けで濃くなることがあり、顔全体に散らばるのが特徴です。
シミの種類 | 当院での治療 | 他の主な治療法 |
---|---|---|
老人性色素斑 | (自) 光 (自) ハイドロキノン外用 | (自) レーザー (自) トレチノイン外用 |
脂漏性角化症 | (保) 液体窒素 | (自) レーザー |
肝斑 | (自) トラネキサム酸・シナール内服 (自) ハイドロキノン外用 | (自) トレチノイン外用 |
炎症後色素沈着 | (自) トラネキサム酸・シナール内服 (自) ハイドロキノン外用 (保)シナールのみ内服 | (自) レーザー |
ADM (後天性真皮メラノサイトーシス) | ✕ | (保) レーザー |
雀卵斑(そばかす) | ✕ | (自) レーザー |
シミの治療
当院で行える治療
シミの治療に用いられる機械は、主に光治療とレーザー治療の2種類に分けられます。
当院では光治療の施術が可能です。
光治療(V-IPL)
光治療はレーザー治療ほどの即効性や高い効果はありませんが、ダウンタイム(回復期間)が短く、治療後は日焼けに注意していただければ普段どおりの生活が可能です。何度か繰り返し、時間をかけて徐々にシミを目立ちにくくしたい方に適しています。
初回治療について
効果には個人差がありますが、安全を最優先にして治療を行います。初回は、大半の方にとって安全と思われる低めの出力で行うため、1回目では効果を感じにくいこともありますが、熱傷などのリスクを抑えるための措置です。
IPL(光治療)の合併症
- 赤みや腫れ:治療後、肌が軽い赤みや腫れを起こすことがありますが、通常は数時間から数日で落ち着きます。
- かさぶたや皮むけ:治療した部分にかさぶたができたり、軽い皮むけが起こることがあります。無理に剥がさず、自然に治るのを待ってください。
- 色素沈着または色素脱失:まれに、肌が一時的に濃くなる(色素沈着)または薄くなる(色素脱失)ことがあります。特に色素脱失(肌の色が抜けて白くなる状態)は、完全に元に戻らない場合もあります。改善しない場合は、ステロイド外用薬や光線療法などの治療が必要になることがあります。
- 熱傷(やけど):まれに、熱傷(やけど)が発生するリスクがあります。特に強いエネルギーでの照射や日焼けした肌に治療を行った場合、やけどが起こりやすくなります。熱傷が生じた場合、長期間にわたり色素沈着や瘢痕(きずあと)が残ることがあります。やけどのリスクを最小限に抑えるために、治療前に医師との十分な相談が必要です。
当院で使用している光治療の機械
ビオラ V30 (キセノン光線治療器・医療機器)
- フィルターによる5種類の波長
- スモールスポットアタッチメントで照射部を細かく調整
ハイドロキノン(塗り薬)
効果
- メラニンの生成を抑制することで、シミや肝斑、炎症性色素沈着の改善に効果があるとされている美白成分
- 新たな色素沈着の発生を防ぐ効果もあります。
- 数週間から数か月で徐々に肌の色ムラが改善されることが期待されます。
高い治療効果を期待する場合はハイドロキノンとトレチノイン(当院では取り扱いなし)の併用が推奨されます。
副作用
- 皮膚の刺激感
- 使用後に赤みやかゆみ、乾燥などの刺激症状が起こることがあります。
- 特に敏感肌の方は、低濃度の製品を使用したり、パッチテストを行ってから使用することが推奨されます。
- 炎症後色素沈着
- 強力な美白効果がある一方で、使用方法を誤ると逆に色素沈着が起こる可能性があります。
- 日中に紫外線を浴びた場合、肌がダメージを受け、色素沈着を引き起こすリスクが増大します。
- 日中は必ず日焼け止めを使用し、紫外線対策を徹底することが重要です。
- 白斑
- 色が白く抜けてしまう白斑のリスクは、通常4%以下の濃度であれば比較的安全とされています。
- 当院で処方するものは安全性を考慮し3.9%です。
- 外因性オクロノーシス
- 特に日光にさらされる部位において、長期間ハイドロキノンを使用すると青黒色や灰褐色の色素沈着を生じることがあります。
使用方法の注意点
- 日焼け止めの使用を推奨
- 紫外線の影響を受けやすいため、朝は必ず日焼け止め(SPF20以上推奨)を使い、紫外線から保護することが不可欠です。
- 適正使用期間と休薬期間
- 使用期間は通常、3か月(〜半年)程度が推奨されます。
- その後は数か月間の休薬期間を設け、肌の状態を確認しながら継続するか検討します。
当院採用のハイドロキノン
グラファ メラノキュア HQ
- 3.9%ハイドロキノン
- 3年間常温(15℃~25℃)保存
トラネキサム酸(トランサミンの一般名)(飲み薬)
トラネキサム酸の肝斑に対する作用機序は、主にメラニンの生成抑制に関与しています。肝斑は紫外線やホルモンの影響によって、皮膚でメラニンが過剰に生成されることで発生します。
具体的には、トラネキサム酸はプラスミンという酵素の活性を抑制する働きがあります。プラスミンは、炎症を引き起こすプロスタグランジンやメラニン生成を促進するメラノサイト刺激因子(MSH)の生成に関与しています。トラネキサム酸がプラスミンの活性を抑えることで、これらの因子が減少し、結果としてメラニンの過剰生成が抑えられるため、肝斑の改善につながると考えられています。
このメカニズムにより、トラネキサム酸は肝斑の治療に効果を発揮しますが、あくまでメラニンの生成を抑えるものであり、根本的な原因の解消ではなく、継続的な治療が必要です。
効果的な容量
トラネキサム酸の効果的な容量は、通常1日500mgから1500mgで、2-3回に分けて服用するのが一般的です。
当院ではトラネキサム酸錠250 mg 1回1錠 1日3回 (1日750mg)で処方します。
効果が現れるまでの時間
効果が現れるまでには通常4~8週間かかります。実際に効果を実感できるまでには、服用開始から2~3か月を目安に継続していただくことが望ましいです。
副作用
トラネキサム酸は比較的安全性が高いとされていますが、以下のような副作用が報告されています。
- 消化器系の症状(食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ)
- アレルギー反応(発疹やかゆみ)
注意点
トラネキサム酸は血液凝固を促進する作用があるため、当院では以下の方には処方をいたしません。
- 血栓症の既往がある方、または血栓形成リスクが高い方
- 妊娠中の方
- ピルを服用中の方
なお、服用期間については、個別にご相談させていただきます。
シナール配合錠(ビタミンC・パントテン酸カルシウム)(飲み薬)
シナールの作用機序
- メラニン生成抑制: ビタミンC(アスコルビン酸)は、チロシナーゼという酵素の働きを抑えることで、メラニンの生成を抑制します。メラニンは、シミや肝斑の原因となる色素沈着の主な成分です。
- 既存メラニンの還元・分解: ビタミンCは抗酸化作用を持ち、既に生成されたメラニンを還元(色を薄くする)することで、シミの改善や肝斑の軽減に寄与します。
- 肌のターンオーバー促進: パントテン酸カルシウムは、肌の細胞修復や新陳代謝(ターンオーバー)を助け、メラニンを含んだ古い皮膚細胞の排出を促します。これにより、肌がクリアになる効果が期待されます。
このように、シナールは肝斑の治療において、メラニン生成の抑制と既存のメラニンの分解を促進することで、色素沈着の改善を図りますが、単独では効果が穏やかであるため、トラネキサム酸や外用薬との併用が行われることが多いです。
効果的な容量
シナールの効果的な容量は、通常1日2錠から3錠で、2-3回に分けて服用するのが一般的です。
当院では配合錠 1回1錠 1日3回 (1日3錠)で処方します。
効果が現れるまでの時間
効果が現れるまでには通常1ヶ月はかかります。実際に効果を実感できるまでには、服用開始から3か月を目安に継続していただくことが望ましいです。
副作用
頻度は多くありませんが、以下のような副作用が報告されています。
- 消化器系の症状(胃不快感、悪心・嘔吐、下痢)
注意点
- 尿検査(試験紙)・大腸癌検診の便潜血検査で偽陰性となることがあるため、2-3日前には内服を中止しましょう。
当院で行えない治療
レーザー治療
レーザー治療は高い効果が期待できる一方で、治療後に皮膚を保護するためのテープを貼るなど、ダウンタイム(回復期間)が必要となります。この期間中は、日常生活に一部制限が生じる場合があります。
エイジングケアについて
光治療(V-IPL)
光治療であるIPL(Intense Pulsed Light、インテンス・パルス・ライト)は、幅広い波長の光エネルギーを肌に照射することで、エイジングサインを改善する治療法です。以下のような効果が期待できます。
- シミやくすみの改善: メラニン色素に反応する光がシミを薄くし、肌のトーンを均一に整えます。
- 赤ら顔や毛細血管拡張の緩和: 血管に働きかけることで、赤みを軽減します。
- ハリ・弾力の向上: コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を取り戻します。
- 細かいシワの軽減: 肌のキメを整え、若々しい印象を与えます。
IPL治療の特長
- ダウンタイムが少ない: 施術後すぐにメイクや日常生活が可能です。
- 痛みが少ない: 冷却機能や調整可能な出力設定により、快適に受けられます。
- 幅広い肌悩みに対応: 一度の施術で複数のエイジングサインにアプローチできます。
初回治療について
効果には個人差がありますが、安全を最優先にして治療を行います。初回は、大半の方にとって安全と思われる低めの出力で行うため、1回目では効果を感じにくいこともありますが、熱傷などのリスクを抑えるための措置です。
IPL(光治療)の合併症
- 赤みや腫れ:治療後、肌が軽い赤みや腫れを起こすことがありますが、通常は数時間から数日で落ち着きます。
- かさぶたや皮むけ:治療した部分にかさぶたができたり、軽い皮むけが起こることがあります。無理に剥がさず、自然に治るのを待ってください。
- 色素沈着または色素脱失:まれに、肌が一時的に濃くなる(色素沈着)または薄くなる(色素脱失)ことがあります。特に色素脱失(肌の色が抜けて白くなる状態)は、完全に元に戻らない場合もあります。改善しない場合は、ステロイド外用薬や光線療法などの治療が必要になることがあります。
- 熱傷(やけど):まれに、熱傷(やけど)が発生するリスクがあります。特に強いエネルギーでの照射や日焼けした肌に治療を行った場合、やけどが起こりやすくなります。熱傷が生じた場合、長期間にわたり色素沈着や瘢痕(きずあと)が残ることがあります。やけどのリスクを最小限に抑えるために、治療前に医師との十分な相談が必要です。
当院で使用している光治療の機械
ビオラ V30 (キセノン光線治療器・医療機器)
- フィルターによる5種類の波長
- スモールスポットアタッチメントで照射部を細かく調整
レチノール(塗り薬)
効果
レチノールはコラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を改善することで、しわを減少させる効果があります。
副作用
レチノールの使用には副作用もあります。以下の点に注意してください:
- 皮膚の刺激感
- レチノールは比較的穏やかな成分ですが、初期使用時には皮膚の赤みや乾燥、かゆみなどの刺激感を感じることがあります。特に敏感肌の方は、低濃度の製品から始めることが推奨されます。
- 乾燥や剥離
- レチノールを使用すると、肌が乾燥しやすくなり、皮膚の剥離(薄く皮がむけること)が起こることがあります。これらの症状が強い場合は、使用頻度を減らしたり、保湿をしっかり行うことで対処できます。
使用方法の注意点
- 使用頻度の調整
- 初めて使用する場合は、週に1〜2回程度から始め、肌が慣れてきたら週に3〜4回に増やし、その後は毎晩の使用を目指すことが推奨されます。
- 日焼け止めの使用を推奨
- レチノールは紫外線に弱いため、夜のスキンケアに取り入れることが重要です。朝は必ず高SPFの日焼け止めを使い、紫外線から肌を保護しましょう。
- 保湿の徹底
- レチノールは乾燥を引き起こすことがあるため、保湿をしっかり行うことが大切です。保湿クリームを併用することで、乾燥や刺激を軽減できます。
レチノールとトレチノインの違い
- レチノールはビタミンA誘導体で、比較的穏やかな効果を持つ成分です。市販のスキンケア製品に多く含まれており、しわの改善に役立ちます。
- トレチノインは、レチノールよりも強力で、処方薬として使用されることが多い成分です。ターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を増加させることで、深いしわや強い色素沈着を効果的に改善します。ただし、刺激が強いため、医師の監督のもとで使用する必要があります。当院では取り扱いはございません。
当院採用のレチノール
レチダーマACクリーム
- レチノール
- 浸透型ビタミンC ・E誘導体で作られたビタミンナノカプセルナノスフィア
- 当院での取扱いは、ご購入しやすい5gの軟膏容器入り(写真は15g)