当院の特徴


当院は開業して30年、「かかりつけ医」として地域密着型の医療を行ってきました。

今では、3世代に渡り通院されている患者さんも多くいらっしゃいます。

当院の治療スタイルは、

  1. 医学的正解の押し付けではない、皆さんの生活スタイルにあった治療を行います。
  2. 分かりやすく納得のいく説明を行います。超音波やレントゲン、顕微鏡検査など実際の画像をお示しします。

最近では、かかりつけ医と大病院との役割分担を明確にするため、紹介状なしでの大病院受診は難しくなってきています。診察の結果、より詳しい検査や治療が必要な場合は、当院より基幹病院・大学病院での検査・診察の予約をお取り致します。紹介先はご本人のご希望を優先いたします。検査結果は晴れやかネットを通じオンラインで確認することができるため、紹介後も当院での診療がスムーズに継続可能です*1

当院はIT化を進め、利用可能な情報を迅速かつ最大限に診療へ還元しています。

  1. 血液検査結果のオンライン受信
    院外検査結果はオンラインで受け取ることができ、過去データとの比較も即座に可能です。
  2. 心電図検査のオンライン診断(心電図伝送ネットワーク
    当院の心電図はネットワークを通じて倉敷中央病院へ送られ、全例を循環器医師によるチェックが入ります。
  3. 電子カルテ
    2016.10月より電子カルテを導入しました。血液検査結果や画像検査を目の前のモニターで表示し、見て納得のできる説明を行います。

  VPN(仮想専用ネットワーク)や暗号化された通信により、個人情報を保護するため高い通信セキュリティを保っています。

   内科・胃腸科

代表的な内科疾患

糖尿病・高血圧症・高脂血症・高尿酸血症・脂肪肝
貧血
喘息
腹痛・便秘・下痢・嘔吐
ピロリ箘の除菌・胸やけ(逆流性食道炎)
各種癌術後のフォローアップ
膀胱炎
感冒(咳・鼻水・喉の痛み)・熱中症
骨粗鬆症
睡眠時無呼吸症候群
花粉症(スギ花粉舌下免疫療法)

スギ花粉舌下免疫療法(シダキュア®)

スギ花粉症の方を対象とした治療です。
従来の花粉症のお薬はアレルギー反応を対症的に抑えるものでしたが、シダキュアは症状の軽減や治癒を目的としたお薬です。
臨床試験では、鼻症状・眼症状を改善することが証明され、2シーズン目には17%の人が寛解(他の治療薬を必要とせず、症状もほぼ出ない状態)となりました。
シダキュアの治療を行うには、以下の注意点があります。

  1. 治療開始時期は6月から12月(スギ花粉飛散時期には開始できません)
  2. 血液検査でスギ花粉に対するアレルギーがあることの確認(当院でも行えます)
  3. 治療期間は最低2年間で毎日内服が必要、月に一回の通院

治療をご希望される方は、上記ご確認の上ご相談ください。
また、「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」もご参照ください。

ダニアレルギー性鼻炎舌下免疫療法(ミティキュア®)

通年性アレルギー性鼻炎であるダニアレルギー性鼻炎の方を対象とした治療です。
従来のアレルギー性鼻炎のお薬はアレルギー反応を対症的に抑えるものでしたが、ミティキュアは症状の軽減や治癒を目的としたお薬です。
臨床試験では、8週後の鼻症状・眼症状を改善することが証明されています。
ミティキュアの治療を行うには、以下の注意点があります。

  1. 血液検査でヤケヒョウダニ・コナヒョウダニに対するアレルギーがあることの確認(当院でも行えます)
  2. 治療期間は最低2年間で毎日内服が必要、月に一回の通院

治療をご希望される方は、上記ご確認の上ご相談ください。
また、「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」もご参照ください。

皮膚科

当院のおよそ半分の患者さんは皮膚科疾患の患者さんで赤ちゃんからご高齢の方まで様々です。
水虫、ニキビ、湿疹、じんま疹、虫刺され、何かわからないけど痒いなど、ご心配なことがございましたら一度ご相談ください。
悪性のものを疑う場合には、局所麻酔を行い一部切除し検査に提出します。

巻き爪に対し「VHO式巻き爪矯正法」を行っております。これは、爪にワイヤーをかけて巻いている爪を巻き返す、爪を切らずに治す方法です。
爪を切る方法と比較し、痛みを感じることがほとんどありません。
自費となりますので、ご関心のある方はご相談ください。

外科

突然のケガやできものなど、局所麻酔で行える治療を中心に治療いたします。

傷の消毒に毎日通わないといけない?

いいえ、当院では基本的に痛みを伴う消毒は行いません。また、傷を乾かさない”湿潤療法”を行うため、ガーゼが傷に張り付くような処置も行いません。
患者さんのニーズに合わせて、お仕事などで通院が難しい方にはご家庭で処置ができるようご説明し、通院回数も少なくて済むようにいたします。
ただし、化膿している傷で経過が心配な場合は頻回の通院が必要になります。

乳腺外科

乳房に何か触れる…乳房が痛い…乳癌が心配。

心配を抱えて日々過ごすのは辛いですよね。お気軽にご相談ください。
当院の超音波検査は、腫瘤の硬さを見ることができるエラストグラフィの機能も備えており、乳癌かそうでないかの判断に役立ちます。必要な場合は、矢掛病院でマンモグラフィを撮影していただきます。

乳癌の手術を受けた後、色々心配ごとがあるけれど、大きい病院は気軽には受診しにくい。
術後、遠くの病院まで通うのがしんどい。

乳癌術後でかかりつけ医をお探しの方はご相談ください。
乳癌の診断・手術・術後のフォローアップを実際に行っていた医師が診療いたします。

甲状腺疾患も診療いたします。

訪問診療

ご高齢や病気により、通院が困難となった場合にこちらからお宅に訪問して診療をさせていただくことが可能です。多くの場合は、訪問看護ステーションから訪問看護も入っていただくようにして、連携して診療にあたります。

ご自宅での看取りも可能です。

美容(自費)

当院ではメディラックス(医療機器)を用いたスーパー・フォト・セラピーを行っております。主にシミ・脱毛を対象としております。

健康診断

  • 矢掛町乳がん検診(視触診・超音波):平成29年より矢掛町の超音波による乳がん検診は廃止となりました。
  • 乳がん検診(超音波・視触診)
    費用:3,000円(消費税込み)

    超音波検診は以下のような方が対象となります。

    30歳代の方(他の年代の方も受けられます)
    マンモグラフィーは痛いので超音波検診なら受けたい
    マンモグラフィー検診を2年毎にうけているが、間で超音波検診も受けたい

  • 尚、症状のある方は通常の保険診療となりますのでご注意ください。
  • 就職時などの健康診断
    身長、体重、血圧、視力、聴力、尿検査、血液検査、胸部・腹部レントゲン、腹部超音波検査
    会社によって必要な項目が異なりますので、会社にご確認の上、来院下さい。

予防接種

当院で接種可能な予防接種は以下の通りです。
定期接種は無料、任意接種は自治体により補助がある場合もあります。
尚、不活化ワクチン接種後は1週間後、生ワクチン接種後は4週間後より次の予防接種が可能です。

当院は「岡山県内相互乗り入れ予防接種協力医療機関」です。
当院がかかりつけで矢掛町以外にお住いの方も、 補助の出る予防接種は住所地の市町村長の依頼書なしで予防接種を受けることができます。

子供の予防接種
  1. MR(麻疹・風疹混合)(定期接種・生)
    1歳になってすぐと幼稚園・保育園の年長の4-6月の2回接種。
  2. 水痘(みずぼうそう)(定期接種・生)
    1歳になってすぐと、初回から3か月あけて3歳になるまでにもう1回、合計2回接種です。
  3. インフルエンザ(任意接種・不活化)
    毎年、10月より接種。
    矢掛町は補助があります。
    1歳以上小学校6年生までの幼児及び児童:1年度内に2回まで接種
    中学校1年生以上高校3年生相当の者:1年度内に1回まで接種
大人の予防接種
  1. インフルエンザ(任意接種・不活化)
    毎年、10月より接種。
    矢掛町は、65歳以上または60歳以上で心臓・腎臓・呼吸器などに重い病気のある人は補助があります。補助期間は自治体により異なりますので、詳細はお住まいの自治体へお問い合わせ下さい。
  2. 肺炎球菌(定期接種・不活化)
    肺炎球菌ワクチンは65歳から定期接種で補助がありますが、自費であれば65歳未満の方も可能です。
    2回目の接種をご希望の方は、1回目から5年間以上空けて行います。
    平成28年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる人は、矢掛町、井原市,笠岡市は3,500円の補助があります。但し、生涯に一度のみの補助です。
    その他の年齢でも補助が出る場合があります。詳しくは、各自治体にお問い合わせいただくか、ホームページ(矢掛町井原市笠岡市)でご確認下さい。
    *インフルエンザと肺炎球菌の予防接種を両方受けることで肺炎にかかる危険性が下げられることが指摘されています。両方ご希望の方は、当院では1週間ごとに接種しています。
  3. 風疹(任意接種・生)
    岡山県民で対象者は風疹の抗体価を無料で測定できます(当院でも可能です)。抗体価が低い場合は、風疹の予防接種を行うことをお勧めします。矢掛町、井原市、笠岡市ともに補助がありますが、詳細は各自治体にお問い合わせいただくか、ホームページ(矢掛町井原市笠岡市)でご確認下さい。
  4. 麻疹(任意接種・生)
    平成2年4月2日以前に生まれた人は、定期接種で1回しか麻疹ワクチンの接種を受けていない方は、発症予防のために追加接種が望ましいとされています。
    妊娠中の方は接種できません。また、接種後2ヶ月は避妊が必要です。
  5. MR(麻疹・風疹混合)(任意接種・生)
    上記、風疹・麻疹予防接種を単独で受ける代わりに、混合を受けることをお勧めします。以前予防接種を受けたことのある方は1回の接種で抗体価が得られると考えられますが、そうでない方は6週間はあけて2回目を接種することもあります。
  6. 帯状疱疹(任意接種・生)
    50歳以上の方が対象となります。アメリカでの大規模臨床試験では、帯状疱疹の発症と症状が約半分になることが示されました。帯状疱疹の原因はみずぼうそうのウィルスで、子供のみずぼうそうの予防接種と同じものとなります。
  7. B型肝炎(任意接種・不活化)
    医療従事者など、B型肝炎に罹患するリスクの高い職業の方は接種をお勧めします。小児と同様3回接種が必要で、2回目は4週後、3回目は更に20週後となります。